生産システム(生産管理、受発注管理、在庫管理)
- 【業 種】産業機器製造業、半導体製品メーカー
- 【ユーザ数】約120名
- 【システム名】生産・受発注・在庫管理システム
- 【プラットフォーム】kintone標準機能、JavaScript個別開発、プラグインの達人(ルックアップフィールド絞り込みプラグイン)
- 【業務内容】生産管理、受発注管理、在庫管理、納期管理、構成部品管理
- 【連携サービス名】基幹システム連携
- 【事例公開日】2025年6月1日
お困りごと
- 業務の属人化と選択ミス
従来は、生産管理や受発注業務をExcelや紙で管理しており、作業者のスキルに依存した運用になっていました。
ルックアップによる品番や製品コードの選択時に、類似名称による入力ミスや選択ミスが多く、在庫過不足や誤発注につながるケースが発生していました。 - データの連携不足
異なる部署間(生産部門、調達部門、営業部門)での情報共有が遅れ、納期遅延や在庫の重複発注など、業務全体の非効率を招いていました。
導入後の改善点
- 絞り込みルックアップで入力ミスを防止するとともに、選択時間を短縮
「ルックアップフィールド絞り込みプラグイン」を導入することで、部品マスタの絞り込みにかかる時間が短縮され、入力ミスも防止されました。
カテゴリや製品種別などを選択した段階で、絞り込まれた候補の中から品番を選べるようになり、選択ミスを大幅に削減しました。
これにより、現場担当者のストレス軽減と業務の精度向上が実現しました。 - 部署間連携がスムーズに
生産から調達、在庫管理までをkintone上で一元化し、リアルタイムで情報を参照・更新できるようになりました。
営業が受注入力を行うと、即座に生産部門や在庫管理チームへ情報が共有され、納期回答や調達判断が迅速に行えるようになりました。 - 基幹システムとの連携で一気通貫
在庫実績や納品記録は既存の基幹システムともCSV連携・API連携しており、kintoneからのデータ入力をそのまま基幹側へ反映可能に。
二重入力や転記ミスを解消し、業務全体の流れがスムーズになりました。
システム概要
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生産現場の属人性を脱却し、ミスゼロ運用へ
産業機器や半導体部品の製造を手掛ける会社では、これまでExcelベースで行っていた受発注・生産・在庫管理業務の限界に直面していました。
特に品番の似通った部品や製品が多いため、入力ミスが現場の課題となっていました。
kintoneの導入により業務の見える化が進むなかで、「ルックアップフィールド絞り込みプラグイン」の導入が大きな転換点となりました。
カテゴリやグループ別に絞り込んで選択できる機能により、入力の正確性が劇的に向上
既存の基幹システムと連携することで、現場のデータをそのまま経営システムに反映でき、全社の情報共有基盤としても機能する仕組みが完成しました。
今後は、さらに他部門との連携範囲を広げて、統合型業務システムとしての進化を予定しています。
